インターネットは士業の仕事をなくすのか。
「これから士業は無理ゲーじゃね?w ネットで簡単に役所の手続きとかできるようになるし、AIが普及したら仕事なくなるよww」的な。
死ぬほど見聞きしてきました。
まあ、一部は当たってないこともないかも。
簡単な手続きは自分でできるようになるかもしれません。
そりゃね。依頼のなかには「そんなん自分でしたらいいやん。」って思うものもありますけどね・・・でも依頼なんでありがたく受任します。
とはいえ、士業の仕事がなくなるかというと、そんなこともないんじゃないかなと思っています。
だって、登記申請なんて20年くらい前からオンライン申請の導入し始めていますが、それが原因で司法書士の廃業が相次ぐなんて聞いたことがありません。
(20年くらい前というのはおおよそです。ずれはあります。あと私の知らないところで司法書士の廃業が相次いでいたらすみません。)
むしろ司法書士は、新築住宅の着工件数の推移とか見たらわかると思いますが、不動産登記の件数自体が減っているので、それが大変かなと思います。でも、成年後見とか、もうだいぶ下火になったけど債務整理とか、こんな感じで他の業務もあるので、全然大丈夫と思います。
社労士、行政書士も同じで、むかしむかしに免許試験場の前に開業していた行政書士はもうさすがにいなくなりましたが、入管関係とか最近ではドローンとか別の業務が出てきてます。
結論、インターネッツは便利ですが、それがすぐに士業の仕事を奪うとかは少し短絡的で、業務内容は変わるけど業務量自体はそれほど変化がないのではないかと。
むしろ、登記のオンライン申請が進められたのと同じくらいに実施された士業の広告解禁で、その後売上が伸びた先生の方が多いんじゃないかなあと思います。
おかげで、こんな副業の士業でも赤字にならずにすんでいます。
いやはや、大昔の話まで引っ張り出して失礼しました。